ビジネスの達人も知らない手作り うちわの秘密

作品：団扇 《仙鶴祥雲》?絲（ケシ）とは「通経断緯（経糸は粗く整経し、緯糸は密に織り込む）」と呼ばれる織り方で織り込んだ模様のある織物のことです。

ベージュ色の生地に仙鶴（ツル）が祥雲の間を舞い上がるシーンを描いた作品です。

バランスのとれた配色と穏やかでありながらもダイナミックな一面をも持つ構図で変化に富んだ生き生きとした作品に仕上げています。

長短?、平?、搭?をはじめとする数多くの技法が用いられた作品です。

流暢な線と上品な色彩を有する作品です。

匠人紹介範玉明、1973年生まれ、蘇州東渚の出身。

江蘇省郷土人材「三帯」人材、江蘇省郷土人材技能大師工作室領弁人、蘇州市技能大師（名師）工作室領弁人、研究員級高級工芸美術師、江蘇省工芸美術名人、蘇州市工芸美術大師、無形文化遺産継承者、?絲（ケシ）専業委員会副会長。

　2003年に会社を立ち上げ、?絲（ケシ）技術の研究・学習、伝承に努めています。

2011年、招きに応じ、山東絲綢紡織職業技術学院の客員教授になり、?絲（ケシ）の理論と技法を教えています。

その後、清華大学工芸美術学院でファイバーの勉強をし、指導教官の林楽成教授につき、「ファイバーアート」の修士課程を修了しました。

在学期間中に制作した「和諧社会」が第1回中国当代ファイバーアート展「伝統技芸賞」を受賞し、?絲（ケシ）作品「風骨」は「ロサンゼルスから北京まで」第7会国際ビエンナーレで優秀賞を受賞し、?絲（ケシ）の地位の更なる向上、?絲（ケシ）技法の輝かしい発展のために貴重なチャンスをもたらしてくれました。

2015年、王金山氏の弟子入りし、「王金山大師?糸伝芸班」を立ち上げ、?絲（ケシ）技法を学びます。

2017年から、長期にわたって、蘇州旅遊与財経高等職業技術学校と協力を展開し、「範玉明?絲（ケシ）織造技芸大師工作室」を立ち上げ、?絲（ケシ）の技法を教え、?絲（ケシ）の文化精神を伝承しています。